沖縄には数多くの薬草が自生しています。せっかく沖縄で暮らすのなら、沖縄の薬草について知識を深めておきましょう。沖縄県民としても医療関係者としても、知っておいて損はありませんよ。

沖縄の代表的な薬草とは?

それでは、沖縄で用いられている代表的な薬草について紹介していきます。

アカメガシワ アマチャヅル ウイキョウ
アカメガシワ アマチャヅル ウイキョウ
沖縄の方言(うちなあぐち)では「はまゆーな」と呼ばれている落葉高木。
葉っぱや樹皮には消炎作用&鎮痛作用があり、胃痛・腫れ物を鎮めるのに使われています。
沖縄方言では「むしぐさ」といい、煎じて薬草茶として飲まれています。
不眠症・精神的不安定に効果があるほか、神経痛・腰痛にも用いられるそうです。
方言では「いーちょーば」と呼び、消化酵素の分泌を高め、消化吸収を助ける働きを持っています。
腹痛・消化不良・便秘に効果があり、その効果は古代ギリシアでも知られていたんだとか。
ハトムギ ビワ葉 サルカケミカン
ハトムギ ビワ葉 サルカケミカン
漢方として古来から用いられている薬草。美肌作用・咳止め・神経痛などに効く万能薬であり、最近ではがんの抑制効果があるという説が出てきています。 痰切り・咳止めに用いられる薬草で、他にも皮膚炎・腫れ物に効果があると言われています。非常に高い消炎作用を持っているため、風呂に入れるとアトピー性皮膚炎の緩和効果も期待できるんだとか。 沖縄の言葉では「さらかちゃー」と呼び、喘息・風邪に効くと言われています。樹皮を削り取ったものを煎じ、薬草茶として服用。

こちらでは代表的な薬草だけを紹介していますが、
沖縄に自生する植物には、他にも薬効を期待できるものが数多くあります。

もし薬草の世界に興味を持ったなら、自分なりに色々と調べて知識の幅を広げてみてください。

沖縄に住むかぎり、きっと何かの役にたつはずですよ!